トロサバ!

今日も良い日だったと思いたい

私のおじさん的思考との出会いとおじさん的思考の獲得への道

今週のお題「読書の夏」

内田樹氏との出会いは著書おじさん的思考だった

当時の私は20代半ばくらいだったと記憶している。

今になって不思議なのが、なぜ20代半ばの若者がこの本を手にとったか?である。本の装丁も特段目立つものではなかったとおもう。

おそらく(オカルト的表現だけど)この本=著者は私を呼んだのだ。

そして私はこの本を読んだ。

このような出会いはなかなかあることではない。

アルピニストの野田健氏は喧嘩で高校を停学になり街をフラフラ徘徊しているときに、植村直己氏の「青春を山に賭けて」が偶然目にとまり、それを手にした。

それが登山家になったきっかけであるそうだ。

むろん。アルピニストの野田氏と私など較べるべくもない。

しかし

本=著者との出会いは時に人生を変える

当時青二才の私は、思えばちゃんとした大人のちゃんとした話を聴く機会には恵まれない子供であった。

しょぼくれたオヤジにはなりたくない

そんなことを、なんとなく考えていたと思う。

本当の成熟ってなんだ?

子供から卒業させてくれた本であると思う。あれから私も実年齢でおじさんといわれる歳に差し掛かった。

 

しかし、おじさん的思考の獲得への道はまだまだ永い。

内田樹とは編集

 

多くの人に著書を読んでほしいと思う。