もっとも古い記憶は3歳くらいまで
もうすぐ盆休みだ
これが今の自分の生きる希望だといって差し支えない。
どこまで未来のことを考えるか、人それぞれ。自分はせいぜい一週間先くらいしか見ていない。
これは子供のころからほぼかわらない。
逆にいつまで昔のことをおぼえているか?
私のもっとも古い記憶は3歳くらいのものだ。大人から何歳?と聞かれて4歳と答えていた時代のことは比較的鮮明に覚えている。当時はまだ数を知らなかった。
お風呂で数を数えると、、、
いち、にい、さん、し、ごお、ろく、ひち、はち、きゅう、じゅう、さんじゅう、さんじゅいっち
当時の私にとって10の次は30でありその次は31であった。
その先はない。
当時の私にとって数は歌の歌詞のような存在だった。
さんじゅう、さんじゅいっち
これはとても語呂がよく、言いたかったのだ。
いちたすいちは?
これもよく姉や兄から聞かれた。私にとってのいちは歌のはじめの歌詞でしかなかった。当然わからない。
4歳のころの記憶は、こういった形で具体的なエピソードや自我と関連して形成されているが、3歳の記憶にこういったエピソード性はない。断片的なシーンになる。
3歳から4歳にかけてこういう脳の発達があるということだろう。
4歳くらいのとき、友達と喧嘩をすると、翌日会うのが気まずくなった。母親に相談すると『大丈夫、おぼえてないから』という。
そんなわけないだろ、と思って友達に会うと本当におぼえていなかった。
これは、子供ながらに衝撃だった。
大人でこういうことがあったら世にも奇妙な物語だ。それに近い驚きだった。
3歳のころの記憶は断片的である
家の中の幼児用の柵から母親を見ている。
これが私のもっとも古い記憶である。思い出す方法があったら、もっと思い出したいものだ。
思い出したからってどうということはないのだけれど。。
今週のお題「一番古い記憶」